Q.太っているのですが、妊娠率に影響はあるの?
A.影響はあります。

肥満と妊娠についての論文があります。肥満のひとつの指標であるBMIについてです。
BMI25以上の女性の場合、BMI25未満の女性と比較して妊娠率0.90倍、生産率0.84倍、流産率1.3倍というデータがあります。肥満になると妊娠率だけでなく、流産する確率も増加します。
妊娠する前からの食生活がやがて赤ちゃんになる卵子の成長に関係します。排卵前は特に食べ過ぎないように注意してください。
Q.主人がタバコを吸いますが、禁煙した方がいいの?
A.喫煙は妊娠に大きく影響します。
上記のデータはヨーロッパ不妊学会の2002年のデータです現在のデータでは男性が関係している不妊症の割合は約55%と言われています。喫煙習慣のある場合、いずれも約半分に妊娠率が低下します。
現代の若い世代の精子は、50~60歳世代の方より元気がないというデータもあります。長期の禁欲、過度のストレス、育毛剤、不規則な生活も精子の質を低下させてしまいます。
Q.卵子は老化するというのは本当なの?
A.年齢とともに老化します。

卵子は女性が生まれる前に全てつくられ、その後、新たに補充されることはないので、歳をとるごとに下降の一途をたどっていきます。また、卵子の赤ちゃんである原始卵胞の数は37.5歳から急激に減少します。
さらに年齢とともに妊娠する確率も減ってきます。特に35歳という年齢を境に体外受精での妊娠率は急激に下がります。妊娠率を上げるには、卵子の質を上げなければなりません。
卵子の成長には約180日かかります。母体の体質改善、食事のとり方が妊娠する確率につながります。おなかを冷やさない、体温より低い温度のものをとらない、甘いものをとらない、ビタミン・ミネラルを含む良質なタンパク質をとる、人工甘味料・保存料・農薬を意識してとらないなど、妊娠中に大切なことが妊娠前(卵子の成長期間)にも同じことが言えます。
地道なことですが、毎日の積み重ねが母体をつくり、良質な卵子をつくります。
Q.40歳を過ぎると、自然妊娠は難しいの? 
A.そのようなことはありません。実は、高度生殖医療(体外受精など)より自然妊娠で出産される方が多いです。

高齢出産についてですが、次のようなデータがあります。
上記のデータから計算すると、自然妊娠による出産率は50歳以上93.1%、45歳~49歳までは89.9%、40歳~44歳までは85.0%となります。高齢出産=高度生殖医療というイメージがあるかと思いますが、現実は違います。
Q.基礎体温表から何が分かるの? 
A.排卵がスムーズに行われているか?ホルモンバランスはよいか?などの目安になります。

基礎体温は、妊娠しやすい体質なのかのひとつの目安になります。
基礎体温表は、排卵日だけでなく、卵子が順調に成長しているか、黄体機能がうまく機能しているかどうかなどの参考にもなります。(※あくまでも参考です。理想的な基礎体温でなくても妊娠できます。)

低温期が長く続き、高温期が短い低温期が長く続いているため、卵子の成長が悪く排卵が遅れている可能性があります。結果、高温期が短くなっています。黄体機能不全、排卵障害などが考えられます。

高温期が不安定なタイプ高温期に体温を維持できず、一度ガクッと下がります。西洋医学でいうと黄体機能不全が疑われます。
Q.病院にかかって治療しているけど、体質改善をした方がいいの? 
A.妊娠力を上げるためにも体質改善をおすすめいたします。

実は日本のART(生殖補助医療)の治療成績は国際的にみると際立って低く、1回の採卵当たりの出産率が60ヵ国地域中で最下位なのです。(国際生殖医療監視委員会:ICMART2010年)
片や、出産率は最下位なのですが、体外受精実施率は世界第1位。
冷えの改善、食養生(食材の選び方、農薬・ダイオキシンなど)の見直しなどを心掛け、体質改善することで妊娠力(備え持った妊娠する力)が高まり、体外受精などの成功率アップにつながります。
Q.子宝になかなか恵まれない。。。病院で検査した方がいいの? 
A.自然妊娠が難しい場合もありますので、まずは検査することをおすすめします。

卵管閉塞、抗精子抗体、無精子症がある場合には自然妊娠が難しいこともあります。
卵管閉塞である場合、両側の卵管が詰まっていることで卵子がうまく子宮までいくことができません。
抗精子抗体が女性にある場合、粘液中にある抗体に精子がくっついて精子が死んでしまいます。強い陽性が出た場合、精子が卵子のところまでいけませんので体外受精となります。
また、精子が精液の中に確認されない場合、無精子症が疑われます。
ヒューナーテスト(性交後検査)、卵管造影検査(通水・通気も)など早めに受けてみるのもいいでしょう。
体外受精・顕微授精などの治療をする場合でも良質な卵子・内膜づくりが必要です。
Q.産後うつを予防できる?
A.妊娠前、妊娠中、授乳中に血液を増やすことが予防につながります。

人間は血液が減るとフラフラしたり、ボーっとしたり、落ち込みやすくなったり、イライラしやすくなったりします。PMS(月経前症候群)に近い状態です。
妊娠中は胎児に栄養を取られ、授乳中は赤ちゃんに栄養を取られます。また、出産では大量の血液を失います。
冷え性の方は、もともと血液が少ない人が多いので、冷え性でない人と比べると産後うつになりやすくなります。1人目のときに産後うつになった人は、2人目妊娠などのときは事前に血液を増やすと、産後うつを予防できるかもしれません。
血液を増やすことは、女性にとって穏やかに健やかにきれいに過ごすためにもとっても大切です。

病院での治療、サプリメント、漢方薬いろいろありますが大切なことはしっかり納得してから始めること。
病院での治療も大切ですが、妊娠しやすい体質改善、生活習慣、食養生の改善もとっても大切。まずは、ご自身の体を大切にしましょう。
妊娠するまでは、育児、健康についてしっかり勉強できる時間。。。
専門家にご相談ください(^^)